テレコミュニケーションの変遷から見る今後の動画の使われ方

麓 俊介

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1989年兵庫県出身。中学1年からプログラミングを始め、ホームページ制作やアフィリエイト、ネットゲームなどを個人で開発。2009年に新卒でECサイト開発・運営会社に入社。2010年からは株式会社ポケラボにて、ゲーム開発に従事。プログラマー、ディレクター、プロデューサーを経験。株式会社セガと協業で作った『運命のクランバトル』は年商20億円規模のヒットとなった。2016年5月に株式会社トピカ設立。

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こんにちは。株式会社トピカの麓 俊介(ふもと しゅんすけ)です。

前回のコラムではトラクションを獲得するために、動画をどのように活用していくべきか、そしてその可能性についてお話しをさせていただきました。今回のコラムでは、テレコミュニケーションの変遷から見る今後の動画の使われ方についての考えをご紹介します。

 

テレコミュニケーションとは何か

 

テレコミュニケーションとは遠く離れた地域間で無線や有線を通じて行う情報伝達手段の一つです。デジタル用語ではあるのですが、テレの語源はギリシャ語で”遠い”という意味を持ちますので、遠く離れた場所とコミュニケーションをとる手段だとも言えます。
テレコミュニケーションは2つのコミュニケーション要素で成り立っています。一つは”文字コミュニケーション”、もう一つは”音声コミュニケーション”です。今回はこの2つのコミュニケーションの要素を土台に話を進めていければと思います。

 

それぞれのコミュニケーションの進化

 

テレコミュニケーションには2つのコミュニケーションがあり、そのコミュニケーションはテクノロジーによって進化を遂げてきました。

文字コミュニケーションは、大昔では手紙を弓矢を用いて遠くから放ち、文書を送る手段の矢文などから、手紙を郵送するという手段に進化をしていき、インターネットが登場したことにより電子メールへと変貌を遂げました。

一方で音声コミュニケーションは、電話の登場によって大きく変化を遂げていきました。当初は積滞による情報遅延によって伝達がうまくいかないという問題もありましたが、テクノロジーによって徐々に解消していき、日本では1970年代には一般家庭に普及するところまで進みました。インターネット・携帯電話が普及するにつれて電話を使ったコミュニケーションの範囲や必要性も変わっていき生活の中で不可欠な存在となっていきました。

 

進化から読み取れること

 

文字コミュニケーションは、大切なことを非レスポンシブな形式ばった表現で情報を伝える手段として進化を続けインターネットによって電子メールへと進化をしました。
音声コミュニケーションは、レスポンシブな形で気軽な”おしゃべり”のような表現で情報を伝える手段として進化を続け、インターネット・スマートフォンによって、電話・メッセンジャーへと進化をしました。

 

この変化で着目しているのはコミュニケーションがレスポンシブ(反応が求められるよう)になればなるほど、人は情報の伝えやすい手段を選ぶようになるという点です。そのため、電子メール・メッセンジャーなどでは絵文字、顔文字が普及し感情表現を伝えやすくする選択をしていると考えられ、ライトなコミュニケーションが増えれば増えるほど、少ない時間で情報を伝えるための手段が求められてきます。世の中の情報量が増えてき、可処分時間が少なくなってきている今がまさに、いかに効率良く情報を伝達するかが求められてきており、この変化は絵文字だけに留まることなく、動画の活用方法へと影響範囲を広げています。

 

 

未来の動画の使われ方

 

未来、現在もすでにその動きが発生していますが、絵文字は超短尺動画のGIFによって表現量が大きくなり、Instagramでは画像による情報コミュニケーションから、ストーリーズの登場によって動画を撮影、編集、そして伝達するようにユーザの行動が変わってきました。
今後も、一人当たりの使える時間が減れば減るほど、ライトなコミュニケーションを必要とする機会・場所が増えるほど、テレコミュニケーションにおける動画の必要性は高まる一方だと考えられます。

 

その際に、動画マーケティングにおいては、今までは企業メッセージとして動画を活用することがメインだったものとは別に、ユーザ間での動画のやり取り、使われ方も考慮して動画を制作したり、コミュニケーションの過程でどのように波及・伝搬させていくのかを考えていく必要が出てくると思います。

 

今回のコラムではテレコミュニケーションの変遷から見る今後の動画の使われ方についての考えをお話しをさせていただきました。次回のコラムでは、特定のソーシャルメディアでのグロースハック周りについてお話をさせていただきます。

 

【マーケターの企みアーカイブ】
Vol.49 麓 俊介さん|「プロダクトアウトではなく、マーケットイン」

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