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日本人性を確実に租借している、という事を実感
昨年から山本寛斎さんのファッション復活プロジェクトをお手伝いさせていただく機会に恵まれ、改めて日本の文化というものに着目する様になりました。
「侘び、寂び」だけでなく、日本には「婆娑羅」という文化があり、寛斎さんはその担い手として唯一無二の存在感を放っています。世界で通用する一流の方々は、皆さん自身の日本人性を確実に租借している、という事を実感すると共に、日本人としての自分、ということについて考えるきっかけになりました。
大学時代同じサークルに所属していた友人達には大変刺激を受けています。
このコーナーに登場したGAGAの根本さんを始め、野菜スイーツで一躍有名になった柿沢安耶さんご夫妻もそこで出会った方々です。
アウトローばかりが集まったサークルでしたが、今思うと、人として豊かな経験を積む事に価値を置いていた人達が集っていた様に思います。その心の豊かさが、社会に出てからの活躍にもつながっていると思っています。
近年デザインの領域は、空間や商品、ひいてはスタッフの立ち居振る舞いに至るまで、人々との接点をあまねく「デザイン」する事にまで広がっています。そういう意味で、枠に嵌る事無く色々な提案ができるのはとても楽しく、やり甲斐を感じます。
同業者が沢山いる中で、私達らしい個性と物の見方を武器に、如何に「一緒に仕事をしてみたい」と思ってもらえるデザインスタジオになれるか、が今の一番の課題です。
写真=三輪憲亮
※ 会社、役職、年齢など、記事内容は全て取材時のものです
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