回転寿司の新潮流~その1~ | 米川伸生「あなたの知らない回転寿司48」Vol.2

米川 伸生

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回転寿司評論家。一般社団法人 日本回転寿司協会 理事。2007年「TVチャンピオン2 回転寿司通選手権」優勝。
主な著書に「回転寿司の経営学」(東洋経済新報社)「首都圏厳選 回転寿司激うまバイブル2010」(双葉社)
これまで訪れた回転寿司店はのべ3000店以上。現在、日本全国の回転寿司店のコンサルタントや従業員教育、研修会等での講演の他、店舗のコンセプトワークやメニュー開発等も行っている。


回転寿司の新潮流~その1~

 

えー、いきなり宣伝ですみませんm(_ _)m

ここ1ヶ月ほど本の執筆やら取材にかかりきりになっておりまして、こちらのコラム久しぶりでございます。

で、完成したのがこちらの本!

ご当地直送! 絶品回転寿司 首都圏版 」(角川マガジンズ)¥880

 

首都圏回転寿司の最前線がまるわかりの究極回転寿司ガイドブックです!

ご家庭に是非、一冊!

 

と、いったわけで、本題に入ります。

今回は回転寿司の“いま”を考えてみよう!

いったい回転寿司で何が起きているのか!

 

①大型商業施設への出店が目立つ!

東京スカイツリー、渋谷ヒカリエ、KITTE、台場シティ、Mark is みなとみらい、三井アウトえっとパーク木更津……最近出来た話題の大型商業施設やアウトレットには必ずと言っていいほど、有名回転寿司店が出店している。

なぜ、商業施設なのか?

最も大きいのは施設側からの出店要請である。

現代回転寿司を知らない方にはにわかに信じられないだろうが、いまや回転寿司店は施設の集客の目玉的存在になっているのだ。

実際、スカイツリーの「回転寿司トリトン」、KITTEの「根室花まる」などはオープンと同時に行列が出来るほどの人気店であり、この回転寿司目当てにやってくる客もかなり多い。

トリトン-horz
(左)「回転寿司トリトン」外観、(右)「根室花まる」店内

回転寿司は郊外型大型店舗の出店ラッシュにより、業績を拡大してきたという背景があるだけに、これは回転寿司の新機軸といってもいいだろう。

そもそも回転寿司は駅前繁華街型の店舗では客回転により儲けるというビジネスモデルを構築していたが、これがサービスの著しい低下を招き、業界全体が「安かろう悪かろう」の代名詞とまでいわれるようになってしまった。

そこで、郊外型大型店舗でファミレスのように親子三代がゆっくりとくつろげるビジネスモデルへと変わっていったのだ。

 

しかし、大型商業施設でのビジネスモデルは「客回転」で儲けるビジネスモデルではない。むしろ、アルコールや一品料理なども楽しめ、くつろいでいただき、客単価の高さで儲けるというスタイルだ。もちろん、サービス面でも従業員の接客力が重視され、居心地の良さが追求されている。

 

これが回転寿司の最新型である。

 

②札幌&金沢 代理戦争in東京

北海道と金沢といえば回転寿司では二大横綱といわれる回転寿司の先進地域。

寿司の旨さは言うまでもなく、サービス面、システムなどでもトップレベルにあり、他の地域の回転寿司を大きくリードしている。

回転寿司店が旅行の目的となっている旅行客もいるほど「わざわざ行く価値のある店」が多いのだ。

地元では激しい回転寿司戦争が繰り広げられているのだが、なんとそれが東京に舞台を移してきたのだ!

 

先にも述べた「回転寿司トリトン」、「根室花まる」はどちらも札幌の超人気店であり、これが東京スカイツリー、KITTEへと相次いで出店した他、三井アウトレットパーク木更津にも函館の盟主「グルメ回転寿司函太郎」が参戦!

金沢勢は2002年に進出した「金沢まいもん寿司」の天下だったが、金沢御三家の一角「もりもり寿し」が今年、ついに首都圏初上陸をしたのだ!……って一人で興奮してますが、回転寿司に詳しくない方にはなにがなにやらですかね^^

まいもん&もりもり
(左)「金沢まいもん寿司」店内、(右)「もりもり寿し」外観

 

いやもうですね、これまで北海道や金沢に行かなければ食べられなかった寿司がですね、東京に居ながらにして味わえるってのが、とにかく素晴らしいわけですよ!

たとえば、北海道でしかほぼ食べることが出来ない「ししゃも寿司」や「ほっけ寿司」なんてレアなものや「たらばがにの内子、外子」なんて通好みの寿司、それに「たこの頭」や「たこの子」、そしてなんといってもカニですよ~!といった感じで、北海道ならではの寿司がいただけるわけです。

ししゃも&タコの子&ボタンエビ
左から「ししゃも」、「たこの子」、「ボタンエビ&本タラバガニ」

金沢軍団にしても「冬限定の香箱ガニ」に「のど黒」「活バイ貝」「白エビ」「ガスエビ」などなど現地に引けをとらない鮮度の寿司がいただけるとあっては、これはもう現地に旅行した気分に浸れること間違いなし!首都圏戦争バンザイ!ってなもんである。

香箱ガニ&のど黒&白エビ
左から「冬限定の香箱ガニ」、「のど黒」、「白エビ」

 

旅行先で回転寿司に行く、という選択肢はほとんど考えられていないかも知れないが、各地方には地元ならではの食材を使った「わざわざ行くべき回転寿司店」が多数あることを記憶の片隅にとどめていただきたい。

 

回転寿司の新潮流、次回も続きます!

果たして回転寿司の最新トレンドとは


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