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2015年7月11日 13:00- (開場: 12:15)

〜IoT時代のファブリックはどうあるべき?〜 テイジン新素材「圧電ファブリック」の商品化・事業化アイデアを考えよう!

帝人(株)東京本社 東京都千代田区霞が関3丁目2番1号 霞が関コモンゲート西館 (地図でみる)


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ついに到来したIoT(Internet of Things )時代。
あなたも、新たなウエアラブルデバイスを創造してみませんか?

 

 

今回、帝人(株)の新素材の商品化・事業化アイデアを検討していただくアイデアソンを開催します。テーマは現在開発中の「圧電ファブリック」。繊維に力を加え変形する時に生じる電気エネルギーを信号化できる新素材で、この信号をコンピュータ管理すれば、着た人の体の動きをデータ化することができます。

 

皆さんには、練り上げたアイデアをグループでプレゼンしていただきます。優秀なアイデアに関しては表彰あり。有望なアイデアは、実際のプロジェクトとして始動する可能性もあり。もちろん、皆さんのマーケターとしてのスキルアップにもつながるでしょう。

 

そこで、まずは「圧電ファブリック」の開発背景と用途、ターゲット、課題などについて、帝人株式会社の環境エネルギー・先端素材 事業推進班長・石原健一さんにお話をうかがいました。

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帝人株式会社 環境エネルギー・先端素材 事業推進班長・石原健一さん

 

 

 

「圧電とは、物質に力を加えて変形すると、それに比例した表面電荷が生まれる現象をいいます。帝人は2012年、関西大学の田實佳郎(タジツヨシロウ)教授とともに、強力な圧電性能を発揮しつつ柔軟性と透明性をもつ圧電フィルム「ポリ乳酸積層フィルム」を共同開発しました。この技術をファブリック(繊維)に応用したウエアラブルデバイス。それが圧電ファブリックなのです」

 

圧電ファブリックの原理とは、ポリ乳酸繊維の変形によって発生した圧電信号を、繊維に隣接した導電繊維を通じて取り出す、というもの。簡単にいえば、圧電体を織り込んだファブリックに力がかかることで生まれる電気エネルギーを信号として捉え、それをコンピュータ管理することで、ウエアラブルデバイスとして活用する、ということです。将来的には、これまでデータ化しにくかった人体の動きをビッグデータ化して解析する、などの使い方があります。

 

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帝人㈱環境エネルギー・先端素材事業推進班作成資料より

 

 

 

「例として、スポーツ向けの用途は考えられますね。例えば野球選手に圧電ファブリックで作られたウエアを着ていただき、バットを振ってもらえば、バッティングフォームの解析ができます。例えば肘のたたみ方、どのタイミングでバットが始動するか、といったことは、これまでも動画やモーションキャプチャーで見ることは可能でした。でも、この技術が実用化されれば、フォームを見るだけでなく、どの部分にどう力がかかっているか、といったデータを取ることもできます。

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photo by Rafael Amado Deras

 

 

他にも、イメージしやすいのが靴のソールへの使用。走っている時に、足底のどのあたりに重力がどれぐらいかかっているかをチェックできます。ゴルフスイングの際の体重バランスなども、データ化できるでしょう。

 

スポーツ以外では、職人技術のロボットへの応用なども考えられます。例えば職人さんに圧電ファブリックで作った手袋をはめていただき、動きをデータ化。それを遠隔地に飛ばせば、職人さんから遠く離れた場所でロボットが同じ動きをできたり…夢はどんどん広がります」

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photo by Norio NAKAYAMA

 

 

とはいえ商品化まで、まだまだ多くの課題があるのも確か。例えば、着た時のごわごわ感は改善する必要があるといいます。また、データ検知に大切な要素である密着性についても、まだまだ検討の余地が…。

 

 

「私どもとしましては、まずはどういった用途で商品開発を行うか。その方向性を明確にしていきたい。靴のソールにするのか、衣服にするのか、もしくは他の用途を考えるのか。それにより、開発の方向性は大きく変わります。ですから、まずはある程度、方向性を絞った形で開発を進めていきたい。

 

例えば、介護分野におけるシーツへの応用。夜中に要介護の方がベッドから起きた時、床に落ちてケガをしてしまうことがありますよね。今はそういったことのないよう、監視カメラを付けることがあります。でも、介護される側は自尊心を傷つけられる可能性も…。もし、ベッドから離れる動きをすぐに感知できるシーツがあれば、介護する側、される側、ともに負担が軽減されるかもしれません。

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photo by Roco Julie

 

 

また、自動車メーカーとの共同開発も視野に入れています。例えば、長距離バスやトラック運転手の方の居眠り防止に使えるかもしれません。シートに座っている時の姿勢と、睡眠状態に近い姿勢と体の動きをチェック。睡眠状態に近くなった時にセンサーで、何らかの形で知らせる、ことができるかもしれない。

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photo by NRMA Motoring and Services

 

 

今後、素材の着用感の改善が進めば、可能性は大きく広がります。例えばGoogle Glassなどは"少々変わったものを付けている"と思われるのは仕方ありませんでした。また先日リリースされたApple Watchも、時計を付ける習慣のない人にとっては煩わしく感じられる可能性がある。でもシーツや服、靴ならば、装着感をほとんど感じることのない、快適なウェアラブルデバイスになり得ると思っています」

 

なお帝人では、今後の方向性を以下3つのフェーズで考えているそうです。

 

フェーズ1:位置や圧力を感知
フェーズ2:変形量・応力の測定
フェーズ3:微小な変位、圧力の検出

 

そして今回は「フェーズ1を中心に考えた、圧電ファブリックを活用した新商品・アイデアをいただきたい」とのこと。

 

「スポーツや職人技術のデータ化といったニーズは、確実にあると思います。でも、すぐには難しい。まずはある程度方向性を絞らないと、商品開発に非常に大きなコストがかかってしまう。そして、最初はシンプルな用途の商品から開発していきたい。例えば介護用シーツのように『圧力がかかっている/かかっていない』という、オン/オフセンサーによるシンプルな判別から始めていきたい、と考えています」

 

おわかりいただけましたか? 未来的で斬新なアイデアも喜ばしいのですが、まずはフェーズ1のシンプルな用途開発から考え、商品化していきたい。それが帝人の意向なのです。

 

とここまで説明させていただきましたが、詳しい専門知識は一切不要。未来のウエアラブルデバイスの商品化アイデア作り。我こそは!という方はぜひ、ふるってご応募下さい。ユーザー視点と柔軟な発想を持ち備えた異業種のマーケターの皆さんのご参加をお待ちしております。

 

ぜひ一緒に、新たなオープンイノベーションを生み出しましょう!

 

 

“テイジン新素材アイデアソン” 《帝人×にっぽんのマーケター》

〜IoT時代のファブリックはどうあるべき?〜

テイジン新素材「圧電ファブリック」の商品化・事業化アイデアを考えよう!

 

にっぽんのマーケターでは今回、帝人株式会社と関西大学が共同開発した新素材「圧電ファブリック」の商品化・事業化アイデアを考えるアイデアソンイベントを開催いたします。参加者の皆さんには上記の基本情報を押さえていただいた上でお集まりいただき、チームごとにアイデアを考え、プレゼンをしていただきます。

 

当日は帝人株式会社の環境エネルギー・先端素材事業推進班 の方々に審査員になっていただきます。ファシリテーターの進行のもと、共通のテーマに興味を持った方同士でチームを構成。チームごとに、テーマに沿って企画をまとめていただき、プレゼンしていただきます。そして発表されたアイデアについて審査を行い、優勝チームを発表していただきます。

 

■日時 2015年7月11日(土曜)13時〜19時30分(懇親会終了予定時刻)

※受付開始12時15分〜

■場所 帝人株式会社 東京本社 30F コンファレンスルーム

東京都千代田区霞が関3丁目2番1号霞が関コモンゲート西館

(地図)

https://goo.gl/XViLsL

 

■プログラム

 

1.オープニング(趣旨説明)

2.テーマ説明(帝人社員の方より説明)

3.個人ワーク

4.ペアワーク

5.アイデアスケッチ

6.グループワーク

7.プレゼン

8.懇親会(結果発表・表彰有り)

※プログラムは一部変更させていただく可能性もございます。

 

■審査員

帝人株式会社 環境エネルギー・先端素材事業推進班の方々

 

■参加賞・副賞

参加賞(全員)|テイジン製品

入賞チーム副賞(表彰チームメンバー)|テイジン製品一式

 

■募集人数 50名
※先着順
※エントリー〆切7月8日(水曜)中まで。(募集人数到達次第終了)

 

■参加費

アイデアソン参加費・懇親会費 無料

 

↓↓↓お申し込みはコチラから。

https://peatix.com/sales/event/90497/tickets


以上です。皆様のご参加心よりお待ちしております!!

 

※最少催行人数に達しない場合、中止となる場合がございます。
※最少催行人数に達しない場合、事前にお申込者様に中止のご連絡をメールにて差し上げます。

 

この企画に関するご質問等ございましたら【お問合せフォーム】からお問い合わせください。

 

 

文=前田成彦(Office221) 写真=三輪憲亮

 

 

 


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