動画市場の拡大によるクチコミの変化

三木 佑太

三木 佑太 [記事一覧]

株式会社サイバー・バズ広告メディア事業部 執行役員。 1987年、大阪府出身。2010年サイバーエージェント入社後、 サイバー・バズへ出向。2014年局長に就任し、サイバー・バズで 受注した案件のプランニングの約8割以上を手がけている。2016年広告メディア事業部 執行役員に就任。 LINEやAntennaとの 定期的な合同セミナーや総合広告代理店と共同で大型案件にも携わる。 共著「クチコミデザイン」を2014年に出版。


「クチコミデザインで変わるコミュニケーション2」

Vol.5 動画市場の拡大によるクチコミの変化

 

こんにちは。三木です。
今回はここ数年で急激に伸びてきている動画の影響でクチコミがどのように変わってきているのかを書きたいと思います。

 

1.動画の伸びにより変化するクチコミの仕方

 

ここ数年毎年のように動画元年という言葉が使われてきましたが、ここ2年くらいで動画を見ない日はほぼないほど普及しています。背景にはデバイスの進化、wifi環境、メディア側の動画の受け入れ態勢など多くのものが関わっています。ユーザーが求めていたものがインフラ環境が整うことで、一気に普及し気軽に閲覧できるようになりました。

 

同時に広告としての動画市場も一気に伸びてきています。当たり前ですが、ユーザーの視聴数があがると広告としての配信量、価値も向上するため閲覧状況と比例して動画広告市場が伸びてきています。

<※動画広告市場(サイバーエージェント調べ) https://www.cyberagent.co.jp/newsinfo/info/detail/id=12795

 

この変化はメディアや広告だけでなく、クチコミにも大きな変化をもたらしています。
2010年以前はテキスト、静止画が中心でしたが、クチコミの中にyoutubeの埋め込みがされていたり、最近ではyoutubeやinstagram上に動画をアップロードすることで商品のレビューや、紹介をする人も多く見られます。またinstagramを活用したstoriesやLIVE配信などよりリアルタイム制の高い動画をアップロードする人も多くいます

 

テキストでクチコミをするのは、文章の構成や文量など多くのハードルが存在していましたが、動画の場合はその場の様子を撮影するだけや、5秒~15秒ほどで風景を撮影したり、食べ物の感想を言うことが可能となるため、より気軽にクチコミすることが可能となります。もちろんYoutuberのように動画の編集をしたり、撮影時間がかかる大作のものもあるので一概にはいえませんが、一般人の動画を投稿するハードルが大きく下がったことは間違いありません。

 

2.メディア側の変化

 

動画、LIVE配信の普及には各プラットフォームの対応があります。

Facebookは早いタイミングからLIVE配信を始めていましたが、「イベント」や「コミュニティ」で公開範囲を限定した配信が可能になっているので、多くの興味のある方に配信したり、少人数の限定した人にだけ見せるだけなど使い勝手がよいです。

LINEはもともとは企業やタレント限定に機能を解放していましたが、最近チャットライブ機能を公開し、グループトークや複数人トーク内でライブ中継がシェアできる機能を始めました。よりクローズドな空間での友達同士のライブは、盛り上がりを見せることは間違いないです。

Instagramは今や画像と動画の量が逆転しそうなイメージさえ持ってしまうほど、動画の投稿量が多くなっています。特にStoriesやLive配信はユーザーのタイムラインのトップに配置されていることからもユーザーにとって通常のタイムライン以上に見る機会が多くなっています。今後さらなるアクティブ化が予想されます。

Twitterについてはツイナビなど他のサービスでの配信は活発ですが、プラットフォームとしての対応は積極的なイメージはあまりないです。ただ増え続けるユーザー数、もともとのリアルタイム性を考えると今後の拡大には大きな期待が持てます。

このように主要SNSの対応が加速することで、よりユーザーとしては動画、LIVEの機能を使うことが増えることは間違いないです。合わせて、メルカリさんやSHOPLISTさんなどLIVE機能×ECという領域にも多くの企業が参入してきており、より活性化されることが予想されます。テレビショッピングや、インフォマーシャルのようなイメージでユーザーに定着するのもそう時間はかからないのではないでしょうか。

 

3.企業としての向き合い方

 

動画、LIVEがこれだけの盛り上がりを見せているので、もちろん企業しても積極的に参入すべきです。ただ流行っているから動画や、LIVE中継を取り入れてしまうと失敗をしてしまいます。あくまで動画やLIVEは情報の見せ方の一つなので、どの情報を動画化すべきか、どの情報はリアルタイムで見せた方が効果が高いかを見極める必要があります。テキストや静止画に比べると情報量が増え、ユーザーに伝えることができる量は増えますが、逆に情報速度は速く、見逃しや本来伝えたい部分が抜けてしまうリスクもあります。

 

また情報量がさらに増えていく中で、ユーザーにとって見たくなる、必要と思ってもらうにはどうすればよいのかをしっかり考える必要があり、よりユーザーに届けることが難しくなります。その上でクチコミの観点でいうとどんなフォーマットで、どの場所に、誰にクチコミしてもらうことで、ターゲットに知ってほしい情報を届けることができるかを事前に設計する必要があります。
とはいえ、テキストや静止画中心のときに比べて伝えることができる情報は圧倒的に増えているので、うまく活用していきたいところです。


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