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本質的な価値に気付ける力

猪熊 真理子 いのくま まりこ さん (株)OMOYA 代表取締役

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Q.4仕事をするうえで「女性であること」を意識しますか?なぜ、どんな時?

 

今の会社では、女性たちに向けた事業や、女性消費中心の企画・マーケティングのプロジェクトに携わる事が多いので、「女性であること」を意識する機会はとても多いです。一消費者としての女性の感覚が仕事に生きてくることもありますし、多様な女性たちの価値観やライフスタイルなどをいつも研究して、少しでも理解できるように努めています。

女性に関わるお仕事をさせて頂く中でよく感じるのは、女性はとても「共感力」を重要視しているということ。また最近では、ITやテクノロジーの進化によって、生活は便利になっているものの、逆に“リアル”で“アナログ”な「誠実な繋がり」も強く求められているように感じます。

 

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Q.5 あなたの夢は?

 

すべての女性たちが、自分自身の可能性を限定してしまうのではなく、社会や世界の中で生き生きとその人らしい素晴らしさを表現できるような未来を創っていくことです。

私がいなくても、女性が豊かに自由に生きることや、社会にプラスの力を与え続けられるような仕組みを残して死にたいと思っています。

 

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Q.6 最後にひと言

 

「社会にとって本当に必要な価値は何か」を考える力は女性が本来、特性として持つ力だと考えています。女性であるということは、本質的な価値に気付ける力を、強みとして持っているということ。
一消費者としての感性や共感力を、多様な女性たちを理解していくことで、マーケットや経済に還元していけるというのは、とてもワクワクすることだと日々感じています。
世の中に、自身の強みを活かして活躍できる女性のマーケターがますます増えていくと嬉しいなと思っています。


写真=三輪憲亮

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プロフィール
猪熊 真理子

猪熊 真理子 いのくま まりこ

(株)OMOYA 代表取締役

東京女子大学文理学部心理学科卒業。2007年(株)リクルートに入社。「ゼクシィ」や「Hot Pepper Beauty」などの事業で事業戦略、ブランドプロモーション戦略、マーケティングなどに携わる。2014年2月にリクルートを退職し、3月に株式会社OMOYAを設立。株式会社OMOYAでは、主に女性消費を得意とした、経営・ブランドコンサルティングや企画マーケティング、組織のダイバーシティーマネージメント改革、企業内の女性活躍推進などを行う。認定心理士。

※ 会社、役職、年齢など、記事内容は全て取材時のものです

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