ニュージーランド発。ベルギーで発生した連続テロがきっかけで8年前のある企業広告に世間が再注目!?

ヒューレット秦泉寺 明佳

ヒューレット秦泉寺 明佳 [記事一覧]

愛媛県出身。大学卒業後、広島〜東京〜アメリカと移り住んだフリーランスライター。 通訳、英会話講師など英語スキルを生かした活動も行っています。趣味は料理、ホームパーティー、水泳、ハイキング。各国のユニークな広告やTVコマーシャルのウォッチで一日を費やしてしまうことも。


ニュージーランド発。ベルギーで発生した連続テロがきっかけで8年前のある企業広告に世間が再注目!?

 

 

 

 

読者の皆様、こんにちは。

 

 

3月23日にベルギーの首都ブリュッセルで発生した連続テロは、世界中のたくさんの人々に再び衝撃を与え、また深い悲しみをもたらしました。

 

 

そして、パリで起きた同時多発テロ事件の時と同様に、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSをはじめ、ウェブ上には

 

 

 

"Pray for Belgium"
"Pray for Brussels"
"Je Suis Bruxelles"

 

 

といったスローガンとともに、犠牲になった方々のために祈りをささげ、被害者やその家族や友人への哀悼の気持ちや、お悔み、サポートを誓うメッセージやイラスト、写真などが数多く 投稿されました。

 

 

 

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Picture:Screeen shot from BUSTLE

 

昨年月23日に発生したフランスでのテロ事件を合わせて、同情と理解や共感を示したもの。

 

 

 

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Picture:Screeen shot from BBC

 

ベルギーの漫画家エルジェの作品『タンタンの冒険』の主人公が涙を流しているもの。

 

 

 

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Picture:Screeen shot from BUSTLE

 

ベルギー国旗に「私はブリュッセルとともにある」という言葉を添え、ともに悲しみ、嘆き、そしてサポートする姿勢を示したもの。

 

 

 

 

また、ヨーロッパ各国をはじめ数多くの国や都市を代表する建築物がベルギー国旗の色でライトアップされました。

 

 

フランスのエッフェル塔。

 

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Picture:Screeen shot from THE SUN

 

 

イギリスはロンドンのウェンブリースタジアム。

 

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Picture:Screeen shot from THE SUN

 

 

ドイツベルリンのシンボルのブランデンブルク門。

 

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Picture:Screeen shot from Express UK

 

 

 

こちらでは到底紹介しきれない量の、個人、団体、企業、国家、あらゆる層からのこうしたメッセージ発信が今も続いています。

 

 

 

 

さて、そんな中にあって、ある企業の8年前の広告で使われたビジュアルが今回のテロ事件をきっかけに再び注目をされることになりました。

 

 

そのビジュアルがこちら。

 

 

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Picture:Screeen shot from THE DRUM

 

 

 

写真の下部の方に見えるロゴでわかるかと思いますが、ビジュアルの持ち主はファーストフードジャイアントの一つ、Burger King/バーガーキング

 

 

 

同社が遡ること2008年にニュージーランドで、 広告代理店Young & Rubicamに依頼して作成したものです。

 

 

 

人が中指を立てて「Fuck You!」と喧嘩を売るか、「くたばれ」とでも言っているかのようなこちらのビジュアルは、かなり挑戦的で攻撃的ですよね。

 

 

ではなぜ当時、このようなキワドイ広告内容になったのでしょう?

 

 

そこにはもちろん理由がありました。

 

 

 

当時、ニュージーランドにある有料道路に入る前に利用できる最後のファーストフード店だったバーガーキング。

 

 

この有料道路を通って北へと旅する人たちの「道路が良いのは嬉しいけど、通行料は払いたくないなあ」という思いを表現したのだとか。

 

 

 

広告を詳しくみるとわかりますが、当時バーガーキングのこちらの店舗では、同店で10ドル以上商品を購入してくれたらお会計から2ドルオフ(=通行料)しますよというキャンペーンを実施していたのです。

 

 

 

さて、そんな広告がなぜこのタイミングで再注目されることになったのでしょうか?

 

 

 

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Picture:Screeen shot from IBTIMES UK

 

 

 

写真をよく見てみてください。

 

 

中指を立てているように見えるのは、実際には人の指ではなく、フライドポテト。

 

 

そして、ベルギーと言えば、フリッツ( Frites )=フライドポテトの発祥の国であり、今でも街角に専門店が多数あり、各家庭でもフライヤーで調理するなどまさにフライドポテトは国民食。

 

 

そこで、テロには屈しないという姿勢や強い意志を示していると解釈できるこのビジュアルが注目されたのです。

 

 

 

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Picture:Screeen shot from SCOUT

 

 

 

SNS上でたくさんの人が投稿に利用したこちらのビジュアル。

 

こうした形で昔の広告が再び世間に登場することになるとは、当のバーガーキングも制作者も知る由もなかったことでしょう。

 

 

※Burger King New Zealand official website
http://www.burgerking.co.nz/

 

 

 

 

※ニュースソース

※THE DRUM
http://www.thedrum.com/news/2016/03/24/burger-king-new-zealand-ad-repurposed-middle-finger-brussels-attackers-twitter

※STUFF.CO.NZ
http://www.stuff.co.nz/business/78205560/old-kiwi-burger-king-advert-now-gives-finger-to-brussels-attackers

※BUSINESS INSIDER
http://www.businessinsider.com/people-are-sharing-a-burger-king-ad-following-brussels-attacks-2016-3

※Bandt
http://www.bandt.com.au/advertising/burger-king-ad-gets-resurrected-as-symbol-of-belgian-defiance


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