“ヒト・モノ・ウツワ”
Vol.2
「創造する商人」
こんにちは、吉原です。
服飾業界では、いよいよ春夏物セールの到来!
お客様に感謝の意での還元+社内的には消化率にも関わる重大イベントです。
このセールも序盤に差し掛かってきて、そろそろ秋冬商品も入荷し始めてきました。
“ヒト・モノ・ウツワ”
今回は“ヒト”について。先ずこの業界で知らないヒトはいないのではないか?
創業役員であり、現在は『クリエイティブディレクション担当上級顧問』なる肩書きをお持ちの“栗野 宏文”。
遠い大きな存在でありながら近くの”兄貴”的に、私の転機に常に係わってきた方です。モロ影響を受けた方です。
最初の出会いは
1986年BEAMS アルバイト入社時の面接から採用に至までのところが最初でした。
当時の栗野は、BEAMS F ショップ・ディレクターとして君臨する、憧れのヒトでした。
私は“BEAMS F”所属で86~90年まで勤務(その間に社員登録される)。
何故アルバイト入社なのか?当時“宣伝会議”の2年間コースに通いながら働いていたので、社員になれたのは88年頃だったと記憶しています。
栗野さんの存在
その頃から栗野さんは、多忙な日々を送る中で店頭に来ては、毎週ディスプレー変更からBGM制作(当時はカセットテープに…)と作業をしている最中にも、著名人のお客様の方々から「栗野さ~ん」と親しげに声をかけられては長話になるケースを何度となく見てきました。
先ず、服に対する造旨が深いのなんの、何でも聞けば応えてくれる。
繊維業界に係わる情報収集力も凄い。
そしてエンタテイメント系の知識が半端じゃない。
30坪強の店内でしたが、洋服屋と言うよりは、サロンの様に接客する販売員もいれば、趣味の話をしに来るお客様もいるという、楽しい空間でした。
そして2~3時間の間に、結構な金額を売り上げていて、スゲェ~!と思って見ていましたた。
“ヒトへの興味・ストロングポイントの見極め・平等にチャンスを与える“
当時のエピソードですが、まだ入社して2年位経過した頃に、栗野さんから、「繊研新聞で“新入社員の1日”みたいなページがあるんだが、文章を書いてみる気はありますか?」“
と言われ、半年間位だったか記憶は曖昧ですが、隔週で400~600字程度を原稿用紙に書き掲載されて喜んだのを思い出しました。
記事自体は、日常の出来事を書いていたと記憶していますが、今読んだら陳腐な文章だろうと思います。
現在も掲載された新聞は所有していますが、恥ずかし過ぎるので、封印しておきます。
ここでも、栗野の“ヒトへの興味・ストロングポイントの見極め・平等にチャンスを与える“が、今更ながら感じ取れるのです。
貴重な経験をさせて頂きました。
たぶん、私が広告や宣伝に興味があるのを承知で、提案してくれたのだと、今更ながら思い出しました。 結局、このエピソード以降現在まで、いろいろと勉強させてもらっています。
次回も栗野さん後編を書かせて頂きます。
*****
先日、スタイリストさんのご紹介でサッカー日本代表の“岡崎 慎二”選手を接客いたしました。
コンフェデレーション・カップを終えて、日本に帰国してから休養かと思いきや、TV出演や、地元へ帰郷しての講演等、多忙な中、1時間位、お話をしました。
3戦全敗でしたが、イタリア戦での得点等、気さくに話してもらい、楽しいひと時を過ごしました。
その時のツーショットです。
Number というスポーツ誌も丁度持参していたので、岡崎さん掲載ページにサインも頂き、上機嫌です。
ただ、試着時に身体を見ましたが、下半身の凄さに驚きと、スラックスのふくらはぎがパンパンになってしまうのには、正直参りました。
次回も、帰国した際には来ますと約束してもらいました。
「にっぽんのマーケター」編集長の林氏はアメフト選手で、着られるサイズが僅か、例えばシャツ一つ取っても、ネックサイズ43cn~44cmと普通に在庫にないサイズスペック。 BEAMS時代には、何を買ってもらうか苦労しました。
それ以外は思い出せません?何を話していたのやら…。