中国発。市場規模約1兆円のお茶市場に本格参戦したスターバックス。新商品ティーフラペチーノの評判は?
Picture:Screenshot from Starbucks China
今回は、中国でスターバックスが発売を開始した商品をご紹介します。
' Black Tea Frappuccino '
' Matcha Frappuccino '
スターバックスといえば、コーヒーラバーがこよなく愛する米カフェチェーンですが、今回中国で販売を開始したのは紅茶のフラペチーノと抹茶のフラペチーノの2種類でした。
中国は言わずと知れたお茶大国、お茶を飲むことは大切な文化のひとつです。その市場規模は632億元(約1兆円)に上るといわれていて、コーヒーの同国での市場規模の10倍以上にもなるのだそうです。
実はスターバックスでは昨年から、今後グローバル・ティー(茶)事業を30億ドル(約3300億円)規模に拡大する計画を実行に移しています。同社は昨年9月には中国で、2012年に同社が買収し、アメリカでも好調な販売伸びを示している「Teavana/ティーバナ」ブランドのティードリンクを発売しています。
さて、ティーバナブランドのティードリンクは店頭で注文を受けてから作られるものでしたが、今回の2商品はどちらもボトルタイプの商品となっています。
スターバックスでは、世界中の茶の産地から原料を吟味。試作を繰り返し、テイスティング調査などを含めた商品開発プロセスにおよそ1年近くを費やして、満を持しての発売に至ったのだとか。
Picture: Screenshot from Starbucks China
こちらのブラックティーフラペチーノは、インド産のアッサムティー茶葉とスリランカ産のセイロンティー茶葉、中国雲南省のDianhong tea(ディンホン/滇紅(てんこう))が使われています。すっきりした味わいで、夏を迎えるこの時期にぴったりのドリンクだとスターバックスは推しています。
ちなみに地元中国産のディンホン茶葉は、近代には雲南省から租税として王朝に献納されていたこともある由緒あるお茶で、その重厚な色からハイ・ティーに使用されることが多いのだそうです。
Picture: Screenshot from Starbucks China
一方で抹茶フラペチーノは、輸入されたハイクオリティな春の抹茶を使用。同じく輸入された高品質なミルクを使用して作られています。
日本では、店頭で作られる同社の抹茶クリームフラペチーノが安定した人気を誇っていますが、瓶ドリンクはどのような味わいになっているのでしょう。
今回の2商品ですが、当初はアリババのTmallで6本で9元($13.57USD) という価格設定で売り出されました。現在も同サイトで、92元(日本円約1490円)で販売されています。
Picture: Screenshot from Tmall
現時点の口コミ評価では、抹茶フラペチーノは星4.9評価(大変満足が星5つ)を獲得しており、抹茶アイテム好きの中国の方などを中心に高評価となっています。
ブラックティーフラペチーノも、味道好(美味しい)と評価が95件あるなど、こちらも星4.9評価を得ています。
現在年間500店舗ペースで中国全土に出店を加速しているスターバックス。
ティー関連プロダクトには、同国での売り上げ大幅拡大という大きな使命がかかっています。
※ニュースソース
※branding in asia
https://brandinginasia.com/starbucks-china-tea/
※Starbucks China
https://www.starbucks.com.cn/en/about/company-news/starbucks-welcomes-two-new-additions-of-tea-based-bottled-frappuccino-r-in-china
※Marketing Interactive
http://www.marketing-interactive.com/starbucks-releases-ready-to-drink-milk-tea-products-in-china/
※Hello Tea Cup
http://helloteacup.com/2017/05/28/starbucks-bottled-milk-tea-in-china/