世界のマンガ市場は7兆6700億円のポテンシャル?(GDP換算で試算)なんと日本の19倍!!
Vol.5
「フーモアがコンテンツの新しいあり方を模索する!」
こんにちは。フーモアの芝辻です。
日本が誇れる文化産業としてマンガがあります。
日本のマンガ市場規模は概算で紙の市場と、電子書籍の市場合わせて4570億円(推定)と言われています。
https://romancer.voyager.co.jp/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%81%A7%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AFv%E5%AD%97%E5%9B%9E%E5%BE%A9
※私が創ったグラフはトキワ荘プロジェクトの菊池さんや、ジャーナリストのまつもとあつしさんも引用して頂いております。ありがとうございます!
さて、日本国外のアメリカや欧米、アジアでもマンガは親しまれていますが、その市場規模自体は日本と比べるとGDPの規模の割には10分の1、20分の1だったりしています。
※各国の詳細データを集めるのはなかなか苦労しているので共有する機会があればしたいと思います。
「GDPは国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額」
ですが、こちらGDPをベースに以下2つの仮説を置いて、世界のマンガ市場規模のポテンシャルを算出してみました。
■仮説1
日本のマンガ市場を成熟期と定義する。
※理由として
紙の市場が飽和し下降気味であること。
電子書籍市場は伸びるものの、その減少分を考えると日本国内マンガ市場規模現状維持(やや微増)と考えられる。デジタルネイティブ化が進むが、人口減少により日本国内のマンガ読者人口はそこまで伸びないと考えるとちょうどピークに近いか。
■仮説2
娯楽はGDP(その国の豊かさと定義する)により比例するものとする。マンガコンテンツは娯楽と仮定する。
■算出結果
7兆6700億円
以下国別のマンガ市場規模(ポテンシャル)
※GDPはIMF – World Economic Outlook Databases(2015年10月版)から引用しています。
http://www.imf.org/external/ns/cs.aspx?id=28
以下サマリです。
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アメリカ:1兆7200億円
中国:1兆200億円
日本:4570億円
ドイツ:3850億円
イギリス:2930億円
・・・
韓国:1400億円
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このように考えると全世界では日本の市場の19倍あることになります。
日本のマンガは戦後、手塚治虫先生が先頭を切る形で1963年辺りから本格化し始め50年の年月を経てここまで成長してきました。
世界の市場を創るにもそれなりの時間を要すると思われますが、インターネットが流行り、スマホが普及した今、大きなウネリが起きる(起こす)のではないかと考えています。
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