クチコミとはなにか??

三木 佑太

三木 佑太 [記事一覧]

株式会社サイバー・バズ広告メディア事業部 執行役員。 1987年、大阪府出身。2010年サイバーエージェント入社後、 サイバー・バズへ出向。2014年局長に就任し、サイバー・バズで 受注した案件のプランニングの約8割以上を手がけている。2016年広告メディア事業部 執行役員に就任。 LINEやAntennaとの 定期的な合同セミナーや総合広告代理店と共同で大型案件にも携わる。 共著「クチコミデザイン」を2014年に出版。


 Vol.1
「クチコミデザインで変わるコミュニケーション」

 

はじめましてサイバー・バズの三木(みき)と申します。今回ご縁があって連載コラムを執筆させて頂くことになりましたので、少しでも皆さまのご参考になるような内容を書いていければと思います。

 

現在は、サイバー・バズという広告代理店で営業局長をしております。PRやソーシャルを中心とした生活者と企業様をつなぐコミュニケーション設計をメインに、プロモーションの企画・提案を行っています。2010年に入社してからたった5年ですが、目まぐるしく変わるトレンドの中で学んできたものを、「クチコミ」という軸で全5回にわたって連載できればと思います。

 

第1回 クチコミとはなにか??

 

第2回 現代におけるクチコミの拡がり方

 

第3回 クチコミをデザインする(より実践的なお話ができればと思います)

 

第4回 きっかけメディアと拡散メディア

 

第5回 クチコミデザインのPDCA

 

といった感じで、昨年7月に出版させて頂いた「クチコミデザイン」よりもライトに、

私が普段感じていること、考えていることなどを中心にお話していきたいと思います。

 

 

1.まずクチコミとはなにか??

 

ネット、特にSNSの普及により、良い意味でも悪い意味でも、「クチコミ」というワードをよく目にする機会が増えたという方が多いのではないでしょうか。

 

そもそもクチコミとは何でしょう?

 

Kotobankによると「クチコミ」の定義は、「友人、知人、他人など消費者同士の情報交換のことをいう」となっています。

この消費者同士の情報交換である「クチコミ」は、人間の歴史と言っても過言ではないと思っています。人が誰かと会話をする時には、何かしらの情報交換をする場合が多いですよね。

 

例えば、朝のニュース番組で見た内容を人に話すのもそうですし、井戸端会議と言われる主婦の会話には、の晩御飯からスーパーの特売、最近のセール情報など様々な情報が含まれています。意識せずに交換していた情報が、モノの消費に大きく影響を与えることから、クチコミマーケティングやバズマーケティングのようなキーワードが生まれたのだと思います。

 

サイバー・バズも名前の影響もあり、「バズを起こしてほしい」と企業様にご依頼を頂くことがよくあります。ただ、バズは起こすものではなく、自然発生的に起こるものであり、そのための要素を考えることが僕らマーケターの仕事だと思っています。

 

 

2.クチコミをデザインするには?

 

バズが自然発生的に起こる要素として、「誰に」「何を」「どこで」「どうやって」伝えることで、次のアクションにつなげるかという点が非常に重要になります。単に奇をてらっただけの企画では拡がりません。

 

この「誰に」「何を」「どこで」「どうやって」伝えるかはいうなれば広告・マーケティングの基本であり、SNS・PR・キュレーションなどの流行り言葉に流されてしまいがちですが、そこの部分はどんなプロモーションを考える上でも大きく変わらないと思っています。

 

では、何が変わったのでしょうか?

 

昔も今も生活者の根底・本質は変わっていないと私は思っています。ただ、この数年の間で、情報取得方法・発信方法・可処分時間の過ごし方など、彼らをとりまく環境が大きく変わったことは事実として受け入れなければなりません。(もちろん本質的な部分も時代に合わせて変化し続けているかとは思いますが。)

 

ただ、そこにクチコミデザインのヒントがあり、世の中でいうバズの要素が隠れていると私は思っています。なぜなら、情報を伝えるべき対象の本質は変わっておらず、情報が波及する条件・環境が整っているという意味で、きっかけさえ作り出すことができれば、以前に比べ波及スピードは格段に上がり、リーチ力も大幅に伸ばすことができるからです。

 

ただどうしても商品(サービス)情報を拡げようと思うと、ターゲット層も合わせて広がることが多いですが、私の場合、最後は一人の生活者をイメージします。なぜならクチコミもバズも、一人の人が起点となり他の人に伝わり・拡がっていくと考えているからです。

 

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また、万人受けするデータというものは、クチコミの拡がりとしてはあまり期待できないと感じています。クチコミにはレバレッジを効かせるという効果があるので、その特性を考えると定量的データよりも定性的データから導きだした答えの方が正しいことが多いと肌で感じています。(もちろんリーチを取るという観点や効率化という点では定量的データも正しいかと思います。)

 

 

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例えば、リサーチ結果の中から20代女性の平均的なデータを読み取ることはできますが、

ある20代の女性が普段から何に興味があり、いつ何をきっかけに行動を起こすかは一人一人違っているため、その人に深く聞くことでしかクチコミが拡がっていくきっかけを見つけることは難しいです。

 

20代女性を一人のペルソナまでしっかり落とし込み、その人をイメージすることで、具体的な行動導線までプランに組み込むことができます。これは、私がプランを立てる際の重要な項目となります。

 

今回は自分の思うところを書きましたが、次回はソーシャルメディア時代の生活者のトレンドをみつつ、クチコミの拡がりに焦点を合わせたいと思います。

 

 

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