【イベントレポート】にっぽんのマーケター meets ローカル Vol.1”みんなで考える「次の伊江島」”

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さる12月13日(土)、渋谷某所にて初の試み「にっぽんのマーケター meets ローカル」を行いましたのでその様子をご報告します。

にっぽんのマーケター meets ローカルは、今の日本が抱える課題である「地域活性化」について、にっぽんのマーケターが集まり力を合わせることグッドアイデアを生み出せないか?と考え始まった企画。

第1回の今回のテーマは沖縄県の「伊江島」でした。

※詳しくはこちらの記事を御覧ください。

 

集まってくださったのは総勢15名。ブランドマネージャーや商品企画・開発などマーケティングに携わる方はもちろん、経営コンサルティングや営業の方など、「自称・非マーケター」の方もちらほら。

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ファシリテーターの松場さんによる、なめらかな進行にてスタートしました。

まずは伊江村役場商工観光課よりお越しくださった知念さん・湯浅さんによる自己紹介と伊江島のお話があり、質疑応答タイム。さすがみなさん核心を突く質問が多く、この時の応答が後のアイディア出しに大きく影響してきます。

まずは個人ワーク。各人に配られた付箋紙に、思いつく限りのアイディアをひたすら書き出していきます。与えられた制限時間の中で、とにかく考え、言語化し、可視化していきます。

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続いては、近くの人とペアを組みスピードストーミング(Speedstorming)へ。これはブレーンストーミングの発展形とも呼ばれるアイディア創出技法の1つで、MITで開発されたとか。

先ほど付箋紙に書きだしたアイディアをペア相手にプレゼンテーションするのですが、ルールは「聞く人は必ずポジティブなコメントをする」こと。

もっとああすればいいのにとかそれは現実的でない、といったような否定はNGです。仮によくわからなかったら「独創的ですね!」とコメントするのが成功の秘訣だそうです。

 

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スピードストーミング後は個人ワークに戻り、2枚配られたシートに企画の概要をまとめていく「アイディアスケッチ」。

このアイディアスケッチで作った骨子を元に「みんなで意見を出しあいブラッシュアップしたい」と思ったものをそれぞれ挙手してゆきます。

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それぞれが企画にかける熱い想いが語られていき、6人が手を挙げ、テーマの統合があり最終的に4グループにわかれました。

テーマはそれぞれバラバラで、企業誘致による「働き口」の創出、教育を軸にした宿泊プラン、純愛をテーマにした観光PR、旅行者と島民をマッチングするサービス等、個性的かついずれも島の現在と未来の魅力を輝かせるアイディアが語られました。

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いかにアイディアを具体化し現実的にしそれでいて魅力的にしていくか、それをどんな言葉でどんなビジュアルで伝えるか、それぞれのチームで知恵を出し合います。ほとんどの方が今日初対面なのですが、まるで職場の仲間であるかのような和気藹々とした雰囲気と、前向きで真面目な議論が交わされていきます。

こうして練られた企画をグループごとにプレゼンテーションし、第1部は終了。プレゼンテーションも各グループの個性が出ていて、みなさん熱心に聞き入っておられました。

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プレゼンの一幕。
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伊江のお酒、伊江ラム「Santa maria」を楽しみます

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懇親会の途中で、さきほどのプレゼンテーションを受けて選考された「最優秀賞」の発表です。

4チームともとても魅力的。「現実味もあり、伊江のことを本当によく考えてくださっていることがわかるものばかりで、ぜひともすべて村へ持ち帰って共有したい」とは、伊江村役場商工観光課の知念さんから。

選考はほんとうに悩まれたようですが、宿泊型の観光プランと島民との交流、民泊、島の文化を伝える点、そして「将来的なリピート」をおさえた宿泊プランを考案した「伊江島大学」企画に最優秀賞が贈られました!おめでとうございます!

初めの付箋紙からこのようなプランが完成していたわけではなく、スピードストーミングによってこの視点が発見され、その企画に魅力を感じた方が集まりチームが出来上がり、チームのディスカッションを経てこの案は造られていったのです。

リーダーがおっしゃるには、「当初、自分は教育の視点はなかった。今回こういう形でやったことで案ができあがり、こうして表彰いただけるというのがとてもおもしろいと思った」。

まさに”異業種のマーケターが集まる”からこそのアウトプット。

マーケターが集まることによって生まれる「何か」の可能性を目の当たりにした、わたしたちにっぽんのマーケターにとっても有意義な場となりました。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
最後になりましたが、全面的なご協力をいただいた伊江村役場商工観光課の皆様、改めてありがとうございました。

渋谷で生まれた4つの企画が、ぜひいつの日か形になり、伊江島の魅力を全国に伝える足がかりになればと願っています。
構想から半年弱、取材を経てその後もどう進めるか悩み、どれだけご参加いただけるのだろうか…と不安を持っていたわたしたちですが、みなさんのおかげでとても良い場にできたと思います。

にっぽんのマーケターだからこそできる、日本のマーケターの叡智の集まる場。このエネルギーで、きっともっと日本を元気にできるはず!この気持ちが、確信に変わる日でした。

これからもどんどん「ローカル」に会いにゆきたいと思います!

 

 

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# ちなみに、副賞として贈られたのは伊江ラム「Santa Maria」。さとうきびの絞り汁から作る「アグリコールラム」というちょっと贅沢なラム酒。保水性の悪い土壌のため米が育たない伊江における、初めての「地元のお酒」です。会場でも振る舞われ、みなさんその味わいに酔いしれていました…☆

終了後配られたおみやげにも小さなボトルが入っていますので、ぜひ改めておうちでじっくり楽しんでくださいね!

(飲み方のお問い合わせは、「にっぽんのマーケター」事務局まで!)

 

 

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