最短距離|河野矢 薫「クラウドで働くマーケターのコラム」Vol.4

河野矢 薫 [記事一覧]

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Cloud-Innovation Inc, 代表取締役/CEO 花園大学非常勤講師 AppSule Inc, 共同創業者/CMO 京都府出身。 09年に株式会社サイバーエージェント新卒入社。広告代理店事業部に配属される。主に営業職(アカウントプランナー)として、単品通販や、金融機関、 総合通販・塾運営の企業などの企業を担当。CRM領域のサポートも広告誘導と合わせて提案するスタイル。14年にAppSule設立に参加。ECサイトに特化した既存カート連携のスマホ・ネイティブアプリの提供を行っています。

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Vol.4 :最短距離

 

インターネットの根幹ってどこにあると思いますか?

 

 

そもそもインターネットは『www』 で始まります。

 

 

W・・・World

W・・・Wide

W・・・Web

 

 

ウェブの根底にある考え方は1980年にティム・バーナーズ=リーが

ロバート・カイリューと構築したENQUIRE (エンクワイア)に遡ることが

できると思います。

 

 

結局、リンクで繋がっている世界ですが、

現在は基本的にGoogleが牛耳っている世界だと言っても過言ではないでしょう。

 

 

だからこそ日本や世界の検索連動型広告の市場規模は年々大きくなっていたりしますし

オンライン広告代理店はSearch領域の広告を行いたがります。

もちろんそれに付随してDisplay広告もありますが、

結局は検索⇒サイト表示⇒リンクでサイト表示という流れの一部です。

 

 

しかし、今後Googleの広告『Google AdWords』は果たして今後も伸び続けるのでしょうか?

そんなことを考えたことありますか?

kounoya_5_1

元々の人間の行動の中でインターネットに接触して行うことは「検索」です。

 

 

 

日本に関しては、Yahoo!BB⇒Yahoo!JAPANの流れが確立されている状態なので

そう気づかない方がいると思いますが・・・

 

 

そもそも検索行動しないとインターネットでないのです。

 

カテゴリという仕組みがあった時代を30代半ば以上の方は

ご存知だと思いますが・・・

 

Yahooのあゆみ

kounoya_5_2
参照: http://plusblog.jp/4424/

 

この当時私は小学校5年生でした。

思い出してみれば、あの頃すでにインターネットを使っていました。

23歳で前職のインターネット広告代理店に就職するまですっかり忘れていましたが。

 

 

 

話を戻しますと結局インターネットは現在、『検索行動がすべて』です。

 

カテゴリや自分の趣味嗜好に合わせていろいろと

情報を出してくれる時代ですが、

それは検索アクションを自身で行っていないだけで

コンピュータが検索行動を行っています。

 

 

 

前回の記事でスマートフォンについても少し触れていますが

時代の変革期が少し来ています。

 

 

現在、Google/Yahoo!に対しての検索行動が多いもしくは

広告出稿が多いと思いますが

ご自身の生活を振り返ってみてください。

 

検索している場所が変わってきていると思いませんか?

kounoya_5_3

例えばInstagramとか。

 

このなかで『#(ハッシュタグ)』を使い検索をしています。

#美味しい

#かわいい

#楽しい

 

スマートフォンができてアプリができたことにより

最短距離ができてしまったのです。

 

 

kounoya_5_4

要するにルートが変わって

最短距離になったということです。

 

■  過去の流れ■

インターネットしたいな!

1:Browserを立ち上げる

2:Google/Yahoo!のサイトへリンク

3:知りたいニュース/情報をSearch

4:検索結果から探す

5:たどり着く

6:辿り着いた先から共通のカテゴリで別サイトへ

 

 

■  現在■

1:知りたいニュースはこのアプリから

2:検索(ハッシュタグなどを使う)

3:たどり着く

4:共通カテゴリへリンク(同一Platform内) ※ 今回のコラムで言えばInstagram内

 

 

 

勘の良い方はここで気づかれると思います。

1:Browserを立ち上げる

2:Google/Yahoo!のサイトへリンク

このアクションどこに行った??

 

 

そうです。

Browserも開かなければ、

GoogleにもYahoo!にも行ってないのです。

 

アクション数が減り

検索のPlatformが変わり

更に欲しい情報へ最短距離になっているのです。

 

 

 

時代はこうも簡単に変わってしまうのです。

自身の行動や高校生からF1層の方々を

見ていると使い方が我々!?と違います。

 

 

インターネットが当たり前にある世界に

生きる子どもたちは将来我々の想像のつかない

発想をするでしょう。

 

 

行動は常に進化するということを

頭に入れて変化を受け入れる

生き方が必要な時代です。

柔軟に受け止めなければいけない世代が

私達の世代ではないかと思います。

 

 

では、Googleはどうなるの?

という疑問が残ると思いますが・・・

 

 

検索のPlatformは変わるかもしれません。

しかし、

『検索行動』は変わらない。

 

 

例えば、GoogleGlass

kounoya_5_5

これは、キーボードもスマホも、必要ありません。

 

 

 

音声のみなので、極論、赤ちゃんでも使える検索なのかもしれません。

 

 

どんどん精度があがっていく世界で

飲み込まれないように私は生きています。

 

 

そのポイントは2つ。

 

柔軟であること。

ある程度自身で予測すること。

 

これ以外ないと思っています。

ぜひ、明日から自身の検索行動を変えてみましょう!

 

 

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