新スローガンは「DIVE INTO MUSIC. 」。ディスクユニオンのリブランディングプロジェクト“UNIONIST PROJECT”が始動。


 

音楽マニアの聖地、ディスクユニオンが11月21日(金)から、“UNIONIST PROJECT ”というリブランディングプロジェクトをスタートさせた。“UNIONIST PROJECT ”とは、「 スタッフとのコミュニケーションやディスクユニオンでしか得られない体験を通じて、お客様と音楽との出会いを創りだす活動」で、今後ユーザーとディスクユニオンブランドとの結びつきを更に深めるべく様々な施策を展開していくようだ。

ディスクユニオンと言えば以前、本メディア「マーケターの企み」にて、ディスクユニオンの「ディープオーシャン戦略」について広畑社長にお話をいただいたが、今回のプロジェクトはそのディープオーシャン戦略を更に推し進めていく上で、社内外にその想いを明確に伝えていくための取組みと言えそうだ。その内容を見てみよう。

 

 

■新ブランドスローガンは、「DIVE INTO MUSIC.」

 

「世界中どこにいても同じ音楽を楽しむことができる今の時代に、ディスクユニオンは違和感を感じています。なぜなら、本来音楽というものは、ひとりひとりが自らの手で触れて、自らの脚で探して出会うべきものだからです。だか らこそ私たちディスクユニオンは、見たことのない曲、聴いたことのない世界を求め、音楽の海へ飛び込んでいきます。そしてこの想いを「DIVE INTO MUSIC.」というスローガンに込め、お客様と共有して参ります。」(ディスクユニオンプレスリリースより)

 

DIVE INTO MUSIC.

 

なるほど…。

まだ聴きなれないのでちょっとカッコよすぎる(?)気もするが、コアなユーザーとなる音楽マニアに響きそうな、音楽への想いがこもったディスクユニオンらしいスローガンになっているのではないだろうか。

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「DIVE INTO MUSIC . 」ポスター

 

■新ブランドロゴの採用

 

これまである意味、頑なに守ってきた黒地に赤文字のロゴデザイン。それは残しつつ、今回のリブランディングに伴い、新スローガン「DIVE INTO MUSIC.」をタグラインとしてディスクユニオンロゴの下部に配置したものに変更された。

 

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ディスクユニオンといえば、おなじみの黒に赤のデザインのショッパー。そのショッパーも新スローガンをディスクユニオンロゴの下部に配置したものにリニュアル。

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エプロンも。

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■ディスクユニオン・メンバーズの開始とWEBサイトリニューアル

 

ディスクユニオンと共に、ユーザーに“DIVE INTO MUSIC”してもらうための新たなサービスの1つとして、従来の「買取システム・メンバーズ」を刷新 し、新たに店頭およびオンラインでの購入・買取履歴をオンライン上の会員ページから見ることができる「ディスクユニオン・メンバーズ」を開始する。

 

過去に出会ったレコードや別れてしまったCDなど、いわば自分の音楽史をいつでも振り返ることができ、履歴に基づいた関連商品や高価買取情報、その他メンバー特典などのサービスも提供される。従来からあるセール情報などの確認や中古在庫検索などは引き続き利用可能(入会・年会費無料)。

 

そして、WEBサイト (www.diskunion.net) を全面リニューアル。これまでのサイトはややゴチャゴチャしていて使いにくいという声もあったが、品揃えを更に充実させ、ユーザビリティも向上させることで、より快適に目的の音楽を見つけられるようになるのはもちろん、思いもよらなかった新しい音楽とも出会えるような内容となるらしい。

 

 

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Webサイトやオンラインの顧客向けサービスはどちらかというとこれまで後手に回ってた感があるディスユニオンであるが、このあたりの刷新は、今後の顧客エンゲージメントを高めるためにも大いに期待したいところだ。

 

 

■お客様とのコミュニケーションツール(名札)の導入

 

ディスクユニオン全スタッフが、コミュニケーションツールとして自らの個性を表現した名札をつける。

例えば、「2005年イングヴェイ・マルムスティーンのライブに感動して、高校でメタルバンドをはじめました。ギター担当でした。」といった具合だ。(写真参照)

 

それぞれのスタッフの得意な音楽ジャンルはもちろん、人柄や魅力を知ってもらうことで、ユーザーとスタッフとのコミュニケーションの活性化を図る。こういう取組みは、地味ながらボディブロー的にジワジワ効いてきそうで嫌いじゃない。これからディスクユニオンに行ったらついついスタッフの方の名札に目が行ってしまいそう!?

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■スペシャルセールの実施

 

11/21(金)から11/28(金)まで、ディスクユニオン各店舗とオンライン通販でスペシャルセールを開催。購入・買取を利用してくれた方に先着で 「DIVE INTO MUSIC.」ステッカーを、さらに購入・買取5,000円以上ご利用の方には先着で「DIVE INTO MUSIC.」バッジをプレゼントしてくれる。

実施期間 : 2014年11月21日(金)~
実施店舗 : ディスクユニオン全店

 

以上が今回のプロジェクトの主な内容となる。

 

ここ10数年のデジタル化の波は、音楽視聴の多くがコンピューターやスマートフォンなどに集約され音楽ソフト業界の市場を約半分に落ち込ませた。そんな逆風の中でも、ディスクユニオンはコアな音楽マニアのフィジカル消費に支えられて、これまでは堅調に売上を伸ばしてきた。最近はアナログレコードの人気が世界的に復活しているとも言われている。しかしながら今後10年20年を見据えた場合に、コアなユーザーを大切にしつつも、若年層も含めた新たな顧客作りが課題であり、そのための第一歩が今回のリブランディングの背景と推察する。

 

新スローガンやロゴのリニュアル等“きっかけ”は用意できた。ブランディングは一朝一夕にはいかない。あとは、この“UNIONIST PROJECT ”を推進していくうえで、スタッフ一人一人がディスクユニオンブランドの担い手としてしての自覚を持ち、どう行動していくか? 今後のディスクユニオンに注目したい。

 

とりあえずディスクユニオンに行った際には、スタッフの名札をチェックしよう!(笑)

 

 

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UNION PROJECT特設Webサイト

◆ディスクユニオン広畑社長「マーケターの企み」アーカイブ

 

 

(文=3rdragon)

 


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