アースアワーをサポートしたTIMEX。企業の環境への意識の高さと自社の商品ラインのPRに成功

ヒューレット秦泉寺 明佳 [記事一覧]

愛媛県出身。大学卒業後、広島〜東京〜アメリカと移り住んだフリーランスライター。 通訳、英会話講師など英語スキルを生かした活動も行っています。趣味は料理、ホームパーティー、水泳、ハイキング。各国のユニークな広告やTVコマーシャルのウォッチで一日を費やしてしまうことも。

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アースアワーをサポートしたTIMEX。企業の環境への意識の高さと自社の商品ラインのPRに成功

 

 

読者の皆様、こんにちは。

 

 

去る3月28日の土曜日に、全世界で

 

 

「EARTH HOUR/アースアワー」

 

 

という取り組み(時間)がもたれていたのをご存知でしょうか?

 

 

The Eiffel Tower's lights are turned off for the Earth Hour 2015
Picture:Screenshot from eNCA

 

 

パリではエッフェル塔が真っ暗に、アメリカではゴールデンゲートブリッジの
照明がダウン、そして日本でも横浜はみなとみらい地区の証明が落とされる
など、世界各地で有名なランドマークタワーの照明が消されました。

 

また40に及ぶ世界遺産でも照明が落とされたのだとか。

 

 

この「アースアワー」イベントは、2007年にオーストラリアのシドニーで
WWFのオーストラリア支部とシドニー・モーニング・ヘラルドが同市で
消灯イベントを行ったことからスタート。

 

世界中の人々が、「地球の環境を守りたい」、「地球温暖化を止めたい」という
思いを再確認しわかちあう、地球規模、世界最大の環境キャンペーン

 

 

具体的には、世界中の人が同じ日・同じ時間に使用している電気を消灯する
といったアクションを通して思いを発信するもので、今年は3月28日(土)の
午後8時半から9時半
と設定されていました。

 

 

timex写真02
Picture:Screenshot from SAMUI TIMES

 

 

※Earth Hour Official Website
https://www.earthhour.org/

 

 

年々キャンペーンに参加する国や地域が増え、2014年は162か国、今年2015年は
172の国と地域から7000以上の都市・町が参加しました。

 

 

 

そして、このアースアワーキャンペーンに今年から参加したブランドが、

 

「TIMEX/タイメックス」

 

です。

 

 

アメリカのコネチカット州に本社を置く時計メイカーの同社は、現在アメリカで
存続している唯一の国産時計ブランド。

 

そのため、愛国心を表すブランドとしても知られていて、アメリカでは有名人や
政治家など著名な人が度々身に着けていることでも知られています。

 

 

※TIMEX Official Website
http://global.timex.com/

 

 

さて、このタイメックス。アースアワーをどのようにサポートしたのでしょう?

 

 

同社が今回準備したのは、世界中の誰でもが自身のアースアワーへの取り組み
(消灯するなどのアクション)をタグ付けし写真と共に投稿、そしてSNSへ
シェアすることができるマイクロサイト。

 

 

timex写真03
Picture:Screenshot from Mediapost

 

 

トップ画面では、時計ブランドらしく、アースアワーまでの時間がカウント
ダウン表示されていました。

 

timex写真03-01

Picture:Screenshot from Brand Channel

 

 

そして、「#TimeToGLO」というハッシュタグとともに投稿がシェアされる度に、
一投稿あたり1ドル、最大5万ドルを寄付
するというという試みを同時に進行。

 

公式サイトによれば、この5万ドルの最大額にシェア数が到達したようです。

 

 

timex写真04
Picture:Screenshot from TIMEX Official Earth Hour Website

 

 

ちなみに同ブランドは、人々のSNSへのシェアをより促すために、口コミ
と流れをつくれるDJやモデル、ファッショニスタやライフスタイルブロガー、
フードブロガーなどをピックアップ。

 

Instagramなどでオシャレな投稿を発信して人気の彼・彼女らが、どのように
アースアワーを迎えるのか、そんなシーンを動画で公開しました。

 

 

 

※TIMEXの腕時計も印象的な、アースアワーキャンペーン動画はこちら

 

"Timex Earth Hour Anthem #TimetoGLO"

 

 

 

 

こうした努力も、世界中から多くの人々が同ブランドの仕掛けにのって
くれた後押しとなっていたのかもしれません。

 

 

そしてもう一点。

 

 

今回のキャンペーンに際して開設されたマイクロサイトでもフィーチャー
されていたのが、同ブランドの

 

 

「INDIGLO® Night-Light」

 

 

という腕時計のラインナップ。

 

 

timex写真05
Picture:Screenshot from Photobucket

 

 

これはその名前の通り、暗闇でも光る腕時計で、アースアワーのように
消灯した中でも時間を確認できるうってつけのアイテム。

 

 

アースアワーキャンペーンに絡んだクリエイティブに印象的に登場
させることで、商品のPRにもうまく活用できていたようです。

 

 

 

来年2016年のアースアワーは10年目の節目。

より多くの国や地域、そして企業・ブランドも参加するキャンペーンと
なりそうです。

 

 

 

 

※ニュースソース

※Triple Pundit
http://www.triplepundit.com/2015/03/timex-joins-companies-supporting-earth-hour-2015/

※PR Newswire
http://www.prnewswire.com/news-releases/timex-lights-up-earth-hour-2015-with-indiglo-night-light-300037902.html

※Retail Jeweller
http://www.retail-jeweller.com/in-business/timex-supports-wwf-earth-hour/5072645.article

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