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両者をマッチングするメソッド

北原 佑季子 きたはら ゆきこ さん 36歳 ビューティアンドクリエイト株式会社 代表

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Q.1 今、いちばん注目しているヒト、モノ、コト

 

いちばん注目しているのは、モノやサービスを「売る」仕組みです。

仕事柄、日々たくさんのコスメや美容グッズを試すんですけど、一般的には知られていない小さなメーカの商品の中に、実は素晴らしいモノがとても多かったりするんです。でも、いくらいい商品がそこにあったとしても、広告を打てなかったり販路が弱い場合、多くの人に見過ごされてしまうのが事実なんです。

じゃあ、どうやって知ってもらうか。そして、買ってもらうか。

考えながら、試しながら、クライアントと一緒にブランドを育てていく−−−−簡単なことではないですが、その分やりがいもありますし、結果が出たときの気持ちは言葉で言い表せないほどです。

 そもそも、世の中に生み出された商品やサービスは、それを必要としている人が必ずいると私は信じてるんです。
ですから、その両者をマッチングするメソッドはこれからも常に考えていきたいです。

 

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Q.2 私の人生に影響を与えたヒト、モノ、コト

 

独立したこと。

そろそろ5年目になりますが、考え方、行動、すべての面でよい影響があったと感じています。
人に支えられていること、時間やお金の大切さ、たくさんのことに気づかされましたし、何と言っても色んな人と出会える機会が増えたことで視野が広がりました。それは、仕事の上でも、一人の人間としても大きな財産になっていると思います。

 

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Q.3 最近うれしかったこと

 

大好きなコーヒーショップが潰れていなかった(笑)。

以前努めていた会社の近くに、カウンター10席ほどの小さなコーヒー専門店があったんです。隣に座ったお客さん同士で自然と会話が生まれるようなアットホームさ、ちょっと寂れた雰囲気も「ザ・昭和」といった感じでなんだかとっても落ち着く場所だったんです。

先日仕事で近くに行った際、ふと思い出して行ってみようと。7年ぶりくらいだったので「もう潰れちゃってるかも・・・」と覚悟していたんですが、予想は大ハズレで満席だったんです。

しばらく待って、美味しいコーヒーを飲んで隣のおじさんとちょっと話をして。お店を出たあとは、なんだか「頑張るぞ」って気持ちになっていました。

仕事上では、クライアントから直筆のお手紙をいただいたことです。
メールでの連絡が当たり前になっている中、あえて時間のかかる手書きといった心遣い、その筆圧に込めてくれた想いを感じて本当に有り難い気持ちでいっぱいになりました。直筆のお手紙はこれまでも何度か頂戴しているのですが、毎回心を温かくしてもらっています。


写真=三輪憲亮

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プロフィール
北原 佑季子

北原 佑季子 きたはら ゆきこ

ビューティアンドクリエイト株式会社 代表

広告制作会社で化粧品会社を担当の後、化粧品会社、通販会社勤務を経て独立。
現在は美容の知識を生かし、ビューティプロデューサーとして、美容ライター&エディター・PR・商品開発・アロマアドバイザーなど多岐に渡る美容分野で活動。
2014年3月には美容のプロが集まり、コスメやグッズを紹介するポータルサイト「美オタ」を発足。
商品やサービスの認知度に関係なく、優れたモノを見つけ出すことを得意として積極的に紹介している。

※ 会社、役職、年齢など、記事内容は全て取材時のものです

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